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硝子の初恋
第4章 別れたくない!
「サンキュ」

まゆなが差し出したタオルを受け取り、ニッコリと笑う高臣。

その笑顔に、身体がとびあがるくらいの勢いで、まゆなの心臓が飛び跳ねた。

「……何? 見惚れてた?」

ゴーグルを押し上げ、意地悪く笑いながら、まゆなの顔を覗き込む高臣。

「ちっ、違うし! そうやってゴーグルをおデコの上に上げると、高臣先輩の顔、キツネみたい!!」

本当は、高臣の切れ長の目がゴーグルに吊られて少し上がると、幼さが抜け男らしさを増して、すごくカッコイイ。

(そんな恥ずかしい事、絶対言えない!)

「ぶっ……」

真っ赤な顔をして言い訳するまゆなに、高臣が噴き出す。

「たーかーおーみー! イチャイチャしてんなよ! 後30本!!」

コーチの怒鳴り声に、「げっ……」と一瞬嫌そうに顔を歪めた高臣。

タオルをまゆなに渡し、

「行ってくるか」

と、またスタート台の方へと歩いて行った。

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