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硝子の初恋
第4章 別れたくない!
まゆながタオルを取り込み始めると、ブーブー文句を言いながらも、沙有里も続く。
「早くしないとSHR始まっ……痛ッ!?」
突然、まゆなが蹲る。
「まゆ?! どうしたの?!」
プールサイドに零れ落ちた赤い液体を見て、驚き慌てて駆け寄る沙有里。
「あ!」
沙有里は、まゆなが手離したタオルを拾う。そのタオルには、カミソリの刃が貼り付けられ、その付近にまゆなの血が付いていた。
「……危ないね。冬季大会前の皆が怪我しなくてよかった」
力なく笑うまゆな。
キツく握り締めた手の中で、怪我をした指からは真っ赤な血が零れ落ち、それを覆う手も赤く染まっている。
「早くしないとSHR始まっ……痛ッ!?」
突然、まゆなが蹲る。
「まゆ?! どうしたの?!」
プールサイドに零れ落ちた赤い液体を見て、驚き慌てて駆け寄る沙有里。
「あ!」
沙有里は、まゆなが手離したタオルを拾う。そのタオルには、カミソリの刃が貼り付けられ、その付近にまゆなの血が付いていた。
「……危ないね。冬季大会前の皆が怪我しなくてよかった」
力なく笑うまゆな。
キツく握り締めた手の中で、怪我をした指からは真っ赤な血が零れ落ち、それを覆う手も赤く染まっている。