この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
硝子の初恋
第4章 別れたくない!
「バーカ。まゆこそ、余計な心配してんな」
まゆなの腰に回されていた手を解き、高臣の両手がまゆなの頬を包む。
ぐいっと、少し強引に上を向かされると、優しい表情をした高臣と目が合った。
「次に何かあったら、絶対に言えよ?」
「……でも……ッ」
「でも?」
「面倒……でしょ?」
上目遣いで恐る恐る、高臣の顔色を伺うまゆな。
はぁーっとため息を吐いた後、髪をくしゃっとさせる高臣。
「めんどくせぇよ」
まゆなの身体がビクンと小さく揺れる。
「う……ごめ……」
高臣の口から別れの言葉が出てくる事を覚悟して、零れそうになる涙を必死に堪え、声を絞り出すように謝るまゆな。
「めんどくせぇけど、まゆに怪我させられたのに、黙ってられる訳ねぇだろ」
高臣が、まゆなの身体をぎゅーっと抱きしめた。
まゆなの腰に回されていた手を解き、高臣の両手がまゆなの頬を包む。
ぐいっと、少し強引に上を向かされると、優しい表情をした高臣と目が合った。
「次に何かあったら、絶対に言えよ?」
「……でも……ッ」
「でも?」
「面倒……でしょ?」
上目遣いで恐る恐る、高臣の顔色を伺うまゆな。
はぁーっとため息を吐いた後、髪をくしゃっとさせる高臣。
「めんどくせぇよ」
まゆなの身体がビクンと小さく揺れる。
「う……ごめ……」
高臣の口から別れの言葉が出てくる事を覚悟して、零れそうになる涙を必死に堪え、声を絞り出すように謝るまゆな。
「めんどくせぇけど、まゆに怪我させられたのに、黙ってられる訳ねぇだろ」
高臣が、まゆなの身体をぎゅーっと抱きしめた。