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蜜月非行【2】 〜ガサ入れ・ナースの秘密〜
第4章  プー アンド ピー
 …
 下着の片付けが終わり、その引出しはタンスに戻った。
 すると、哲朗が史華の元へと近づいて来るのに気付く。
 
 麻美がトイレに行った後、M字開脚となっていた史華。
 史華は慌てて両膝をつけ、内股となる。
 それは勿論、少しでも股間を隠したいという思いからである。

 そして、哲朗が史華の前にやって来た。
「全部、終わりましたよ」
「ああ、お疲れ様」
 “なぜ私が、ねぎらいの言葉を言うわけ…”
 “あなた達が勝手に散らかして、勝手に片付けたのに…”
 などと思いつつ、ふと史華は考えた。
 哲朗に手錠を外して貰えば、いいのではと。

 麻美はトイレに行ったきり、一向に戻ってこない。
 史華は、哲朗に頼もうとする。
「あのさ…」
 とその時、テントを張る哲朗の股間が目に入る。
 “あっ!こいつまた…”
 膨らんだ哲朗の股間を見て、史華は考えた。
 手錠を外す際、興奮した哲朗に何かされないかと。
 ここに麻美がいないのは、非常に危険と判断した。

 そもそも哲朗は、麻美の下僕的立ち位置。
 手錠の解錠を、麻美の許可なく行うとも思えない。
 仮に解錠してくれたとしても、哲朗が麻美から鉄槌を喰らうことも考えられる。
 それはそれで、可哀想にも思える。

 そんなことを考えていたら、廊下の方からドアの開く音が聞こえた。
♪ガチャッ
 続いて、便器の水の流れる音。
♪シャーーーーー
 麻美のトイレタイムが終了した知らせ。
 “これでやっと、開放される…”
 史華は、ほっと胸を撫で下ろした。
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