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生意気少女に制裁を
第3章 失われた日常
「あっ…ちょっと、やめてよ!」


莉央はすぐに身を捩って根元の手から逃れようとするが、足元に落ちたスカートが足首にひっかかって上手く動けなかった。根元は莉央の股から手を離すと、その指先についた液体を見せつけるように莉央の目の前に手を差し出した。


「なにこれ、精子?それとは別の液体もついてるけど」

「クソジジイに勝手に素股されたんだよ!元はと言えばあんたが…!」

「へぇ、その割には気持ちよさそうな顔してたけど?」


根元は手をトイレットペーパーで丁寧に拭くと、今度はスマートフォンの画面を莉央に突きつける。そこには先程バスの中で痴漢されている莉央の様子が写されていた。根元の言う通り、画面の中の莉央は顔を顰めながらも頬を赤く染めて気持ちよさそうな表情を時折見せていた。


「何撮ってんだよ!今すぐ消して!」

「今日一日命令に従ったらちゃんと消してあげる。お父さんの写真だってちゃんと消したでしょ?私、嘘は言わないから」


莉央は確かに父親の不祥事の写真については消したのを見たが、それでも昨日の行いの写真が撮られていたこともあり根元のことを信用しきれなかった。どちらにせよ写真を握られている限り莉央は根元に逆らうことなどできないのだ。それを苛立たしく思いながらも、莉央は肩を怒りで震わせながら根元に掴みかかろうとした手を引っ込めた。


「それでいいのよ。今日命令を全部聞けたら今まで撮ったもの全て消してあげるから、ね?」

「後で覚えてろよ…」

「やだ、口悪い。さっさと着替えて」


唇を噛みちぎりそうなほど噛み締め、莉央は根元から受けとった替えのスカートに履き替えた。汚れたスカートはビニール袋に入れられ、根元が預かるといって奪われてしまった。
スカートは股下5センチと言っても本当にギリギリで、莉央の白く長い脚がよく映えていた。少しでも身をかがめれば何も身につけていない莉央の秘部が露わになってしまう短さだ。


「本当に…こんな格好で」

「グズグズしてたら遅刻するよ。早く教室行くわよ」


莉央はスカートの裾を掴んで中身が見えないように気をつけながら、背中を丸めて根元の後を着いて行った。
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