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生意気少女に制裁を
第3章 失われた日常
莉央と根元が教室に入ると、教室内の人間の視線は一斉に2人へ集められた。朝のホームルームが始まるギリギリの時間だったため、2人以外の生徒は皆既に登校していたのだ。2人が遅れてくること自体も珍しいことであったし、何より昨日教室でいざこざがあった2人が一緒に登校してくること自体がおかしなことだった。また、昨日の放課後の事を知っている莉央の取り巻きである女子生徒数人だけは、また違った意味で2人に注目していた。
「皆、おはよう」
根元は取り巻き達にそう挨拶した。他の生徒は分かりやすくザワついたが、取り巻き達は少し戸惑いながらもおはようと口々に挨拶を返した。
「昨日は騒いじゃってごめんなさい。私と笠井さんちゃんと仲直りしたから、今日からは仲良くさせてもらうわ」
根元は静まった教室で全員に聞こえるようそう言い放った。根元の後ろにいた莉央は心の中で仲良くなんてするつもりなんてないと毒づきながらも、スカートを必死に抑えながら黙って自分の席に座っる。冷たい木の感触が直に太ももと秘部を刺激し、1秒も落ち着けなかった。
莉央が根元に屈したと理解した取り巻き達は、早速次の権力者である根元に取り入って媚びを売った。莉央はただただその様子を静かに睨んでいるのだった。
教室内の男子生徒は女子達の様子がおかしいことよりも、莉央のスカートがいつもより短いことに気が気でなかった。莉央自身その視線に気がついてはため息ばかりついた。
そして、何事も無かったかのように朝のホームルームが始まった。
「笠井さん、1時間目は化学室でやるらしいから一緒に行かない?」
根元は貼り付けたような笑顔で莉央に問いかける。周りの生徒はそのやり取りを横目で見ていた。
根元は視線が気になるのか中々立ち上がろうとしない莉央に顔を寄せ、耳元で低く囁く。
「早くしないと写真ばらまくわよ、さっさと立って」
莉央は半ば無理やり根元に手を引かれて立たされ、押さえる暇がなかったスカートの中身が見えてしまっていないか気が気でなかった。
化学室に向かう途中、階段で誰かに見られるのではないかと莉央は立ち止まってしまった。そんな莉央などお構いなしに、根元は踊り場から莉央を見下ろした。
「笠井さん、急がないと授業始まるよ?」
「皆、おはよう」
根元は取り巻き達にそう挨拶した。他の生徒は分かりやすくザワついたが、取り巻き達は少し戸惑いながらもおはようと口々に挨拶を返した。
「昨日は騒いじゃってごめんなさい。私と笠井さんちゃんと仲直りしたから、今日からは仲良くさせてもらうわ」
根元は静まった教室で全員に聞こえるようそう言い放った。根元の後ろにいた莉央は心の中で仲良くなんてするつもりなんてないと毒づきながらも、スカートを必死に抑えながら黙って自分の席に座っる。冷たい木の感触が直に太ももと秘部を刺激し、1秒も落ち着けなかった。
莉央が根元に屈したと理解した取り巻き達は、早速次の権力者である根元に取り入って媚びを売った。莉央はただただその様子を静かに睨んでいるのだった。
教室内の男子生徒は女子達の様子がおかしいことよりも、莉央のスカートがいつもより短いことに気が気でなかった。莉央自身その視線に気がついてはため息ばかりついた。
そして、何事も無かったかのように朝のホームルームが始まった。
「笠井さん、1時間目は化学室でやるらしいから一緒に行かない?」
根元は貼り付けたような笑顔で莉央に問いかける。周りの生徒はそのやり取りを横目で見ていた。
根元は視線が気になるのか中々立ち上がろうとしない莉央に顔を寄せ、耳元で低く囁く。
「早くしないと写真ばらまくわよ、さっさと立って」
莉央は半ば無理やり根元に手を引かれて立たされ、押さえる暇がなかったスカートの中身が見えてしまっていないか気が気でなかった。
化学室に向かう途中、階段で誰かに見られるのではないかと莉央は立ち止まってしまった。そんな莉央などお構いなしに、根元は踊り場から莉央を見下ろした。
「笠井さん、急がないと授業始まるよ?」