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泥に咲く蓮
第2章 蕾、色づき

体の泡とトリートメントを流してから、梨花は浴室の扉を全開にした。
携帯電話のディスプレイの下部で着信を知らせるランプが点滅している。
発信者が亮二だと確認し、コールボタンを押した。
ハンズフリー設定にしてゆっくりと浴槽に身を沈める。
三度ほどコールが鳴って、「はい」と亮二の声が響いた。
「ごめんなさい。電話、気づかなくて」
「いや、いいんだ。もうごはんは食べたか?」
メールでは面談日程のやり取りを交わしていたが、あの日ぶりの会話だ。
耳触りのよい声が梨花の心を締めつける。
「うん。食べたよ。リョウくんは?」
「あー… まだだ。ダメだな、集中すると全部忘れる」
「創作、順調なんだね」
しばらく間を置いてから、「…うん、そうだな」と言った。
(…リョウくん、まさかわたしが今全裸だって思ってないよね。
…わたし、こんなにいやらしいの…)
梨花の両手は両乳房を持ち上げるように包み、左右ともに、親指の腹と人差し指の腹で柔らかく乳首を捉えた。
瞬時に、驚くほど固く勃起する。
「………っ!」
「… リカちゃん?」
(リョウくんの声でこんないけないことするなんて…!)
「どうした?」
「ううん、…なんでもない…」
声にならない嗚咽を押し殺し、平然を装う。
「ごはんは…ちゃんとたべなきゃ、だめだよ」
「うん、気をつける」
コリコリ、と勃起した乳首を優しくしごきあげる。
「…! …っ!」
身体中の敏感な突起がはち切れそうに、いつもよりギュッと固くなっている。
お湯の中にいるというのに、まだ触れてもいないのに、秘部が分泌液で溢れているのがわかった。
「…でんわ…あしたのことだよね…?」
「うん。どこかで待ち合わせるのか学校に向かえばいいのか、訊こうかと思って」
右手はもう我慢できず、陰核に触れていた。
お湯の中でもヌルヌルしている。
「がっ…こうに、ちょくせつきてほしいな…じゅうごふんまえには、もんでまってるから…」
(ダメっ…バレちゃう、バレちゃう…!)
「うん、了解」
(ああっ…!)
「…っ!!!!」
いつもより興奮しているせいか、容易くあっという間にオーガズムがきた。
噛み殺した声を必死に漏らさないようにすれば、反動で身体がビクビクと戦慄く。
(…リョウくんの声でイッちゃった…)
携帯電話のディスプレイの下部で着信を知らせるランプが点滅している。
発信者が亮二だと確認し、コールボタンを押した。
ハンズフリー設定にしてゆっくりと浴槽に身を沈める。
三度ほどコールが鳴って、「はい」と亮二の声が響いた。
「ごめんなさい。電話、気づかなくて」
「いや、いいんだ。もうごはんは食べたか?」
メールでは面談日程のやり取りを交わしていたが、あの日ぶりの会話だ。
耳触りのよい声が梨花の心を締めつける。
「うん。食べたよ。リョウくんは?」
「あー… まだだ。ダメだな、集中すると全部忘れる」
「創作、順調なんだね」
しばらく間を置いてから、「…うん、そうだな」と言った。
(…リョウくん、まさかわたしが今全裸だって思ってないよね。
…わたし、こんなにいやらしいの…)
梨花の両手は両乳房を持ち上げるように包み、左右ともに、親指の腹と人差し指の腹で柔らかく乳首を捉えた。
瞬時に、驚くほど固く勃起する。
「………っ!」
「… リカちゃん?」
(リョウくんの声でこんないけないことするなんて…!)
「どうした?」
「ううん、…なんでもない…」
声にならない嗚咽を押し殺し、平然を装う。
「ごはんは…ちゃんとたべなきゃ、だめだよ」
「うん、気をつける」
コリコリ、と勃起した乳首を優しくしごきあげる。
「…! …っ!」
身体中の敏感な突起がはち切れそうに、いつもよりギュッと固くなっている。
お湯の中にいるというのに、まだ触れてもいないのに、秘部が分泌液で溢れているのがわかった。
「…でんわ…あしたのことだよね…?」
「うん。どこかで待ち合わせるのか学校に向かえばいいのか、訊こうかと思って」
右手はもう我慢できず、陰核に触れていた。
お湯の中でもヌルヌルしている。
「がっ…こうに、ちょくせつきてほしいな…じゅうごふんまえには、もんでまってるから…」
(ダメっ…バレちゃう、バレちゃう…!)
「うん、了解」
(ああっ…!)
「…っ!!!!」
いつもより興奮しているせいか、容易くあっという間にオーガズムがきた。
噛み殺した声を必死に漏らさないようにすれば、反動で身体がビクビクと戦慄く。
(…リョウくんの声でイッちゃった…)

