この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
泥に咲く蓮
第1章 夏の蕾
きっと梨花に料理を振る舞うために、丁寧に洗い落として来てくれたのだろう。

亮二の、低く響く声。くしゃくしゃっと無造作に整えられた短めの髪と、黒目がちな瞳。
さっきまでのおどけて話す子供っぽい表情と、出ていく前の真面目な表情を、くるくる反芻する。

たまらなくなって、梨花はそっと両手で吸い殻を包んだ。
こんな気持ちになっちゃいけない、
絶対にダメな人なのに…

デスクに一枚ティッシュペーパーを広げて、そこへ吸い殻を置いた。
倒れこむようにベッドに横たわり、ぎゅっと目を閉じる。
ドクン、ドクン、ドクン…

吸い殻はもう手元にはないのに、部屋中にこだましているのではないかと思うほど鼓動がうるさい。

脳裏に、柔らかく煙草を咥える亮二の口唇が鮮明に蘇る。
直に触れてみたいなんて、どうかしてる…

叫び出したいような切なさの中、火照りが小さな疼きに変わった。

(………?)

何だか股間がしっとりしている気がする。

梨花は左手でショートパンツをずらし、おそるおそる右手をショーツに伸ばした。

クロッチ部分に触れる。
そこはしっとりどころか熱く湿っている。

(やだ…なにこれ…ヌルヌルしてる…)

ショーツの外側から、確かめるように右手中指でそっとなぞってみた。
いけない事をしているのはじゅうぶん理解している。
でも、確かめずにはいられない。疼きが止まらない。

クロッチ部分から指を恥骨沿いに滑らせてみる。
割れ目の先端まできた時に、梨花の体がピクッと跳ねた。

(ここ…膨らんでる)

ショーツ越しでもわかる、割れ目上部にぷくんと小さく隆起した感触。
指の腹で押さえると下半身に鋭い衝撃が走った。

習ったのは保健体育だったか、生物の授業だったか覚えていないけど、間違いない。
これが…クリトリス。

次は押しこまず、なぞるように滑らせてみる。

「…あっ」

思わず小さく声が出た。衝撃が甘く快感に変わった。

ゆっくり、何度も指を往復させる。
初めての感覚に戸惑いながらも貪るように、痺れるほど快感を求めてしまう。

「ああっ、…はあっ…ん…」

ショーツの上からだというのに、クリトリスの形がはっきりとわかるほど、固く勃起している。

「…あぁ…、こんなの…ダメ…」







/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ