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純愛不倫
第1章 【第一章】



集団が見えなくなったところで、

スマホを取り出しLINEを確認する。



亜美「はぁ~、また連絡ない。二次会も行けばよかったかな。」



同じく飲み会に行っている翔太からの連絡はまだなかった。

きっとこのまま夜中まで一通もこないままだ。



まだ23時。終電まで少し残る時間に虚しさを感じた。



亜美(なんで私ばかりいつも家で待っているんだろう。遅く帰っても暗い部屋。まだ新婚なのにな。。)



今日はもともと飲み会の予定だったから仕方ない。

それは自分でもわかっているのだが、

毎度のことに不満が募る。



亜美(私も朝帰りしちゃおうかな。漫喫いって漫画三昧もいいな~……よしっ!!)



1秒で行動を決めて、駅とも元いた居酒屋とも

違う方向に歩き始めた。

さっきまでの暗い気持ちは少し晴れ、

何の漫画を読むかリサーチしながら向かった。



亜美(少年漫画な気分じゃないんだよな~、ドロドロしたのがいいな。)



考えが顔にでて、ニヤニヤ歩いていると、



斎田「小林さん!どこ行くの?」


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