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純愛不倫
第1章 【第一章】

突然後ろから声をかけられて、
スマホを地面に落としそうになりながらも、
振り向いた先にいた人が斎田部長だと分かり、返事をした。
亜美「!!!斎田部長!びっくりした、どうしたんですか?」
斎田「駅まで送ろうかと思ったら、急に方向変えるからびっくりしたんだけど、こっち側女の子1人で危ないし、追ってきちゃったよ。」
亜美「ありがとうございます。でももう女の子っていう年でもないですし、大丈夫ですよ(笑)ドラックトップスに寄りたくて、こっちに来たんです。」
斎田「なんだ、よかった。ニヤニヤしていたから、ホストにでも行くのかと思ったよ。」
亜美「行きませんよ!買い物したら帰ります。」
咄嗟に出た嘘が、怪しまれていないことに安堵した次の瞬間、
斎田「そっか。じゃあ、、、俺戻ろうかな。」
亜美「えっ...。!!!」
斎田「邪魔かなと思って。小林さんがよければついて行ってもいい?ちゃんと駅まで送るよ。」
もどるという言葉に咄嗟に反応してしまい、
不埒な期待をしていると思われたかな、と不安になったが、
大丈夫だと分かり、会話を続けた。
亜美「2人でお話できで嬉しいです!一緒に来てくれませんか?」
斎田「俺も嬉しいよ。じゃあ駅前じゃなくて、1丁目店まで行かない?終電まで時間あるし。」
亜美「いいですね~!行きましょう。」
、、、嬉しい。ドキドキする。こんなのいつぶりだろう。
いま、同僚ではなく、女として見られている気がする。
勘違いでもいい。一瞬でも女に戻れて嬉しい。

