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純愛不倫
第2章 【第二章】

ーーーチャプン
亜美「はぁーーーーー。困ったな。」
逃げ込んだお風呂につかり、今日何度目かのため息をつく。
亜美(あの人は友達も一緒じゃないと、何も行動できないのかな。。ってか今まで家賃も知らずに住んでたの?しかも貯金もせずにタクシー使うなんて考えられない。え……まって、じゃあ結婚式代も私が1人で出すの......?)
「嘘でしょ・・・。はぁーーーーー。」
ダムが決壊したかのように、愚痴が止まらず、
脳内と現実で独り言を繰り返し悩む。
私は苦労するために結婚したんだろうか、と。
彼といると楽しい、これは本当。
一緒にいると笑いが絶えないし、食の趣味も合う。
こんなに長く付き合ったのも彼が初めてだ。
でも、結婚に踏み切った理由は
好きだからではないのかもしれない。
“この歳で3年も付き合って、別れるわけにはいかない。”
そんな呪いを自分にかけ、相手の嫌な部分に目を向けず、
ゴールに向かって走ってしまった。
同時に30年以上の共同生活が、
スタートすることを忘れて・・・。

