この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
純愛不倫
第1章 【第一章】

こずえ「え、斎田さんと船木部長って仲良いんですか?」
斎田「俺と船木は同期だよ。」
こずえ「全然見えない!江崎さん、だいぶ年上に見えますね(笑)」
斎田「うるせぇ。どうせ老け顔だよ。若い頃はカッコよかったはずなんだけどなぁ~~」
こずえと斎田部長が、楽しそうに話しているのを
2人の間で聞きながら、
今でも十分カッコいいのに。と心の中で思った。
斎田部長は社内でも、とても人気の男性社員。
身長が高く、仕事もできて、話しやすい。
人気が出るのも頷ける人なのだ。
顔が整いすぎていないところも、
接しやすい要因かもしれない。
私もファンの一人。
だから、船木さんの助言で心にモヤモヤができた。
どうこうなりたいわけじゃない…。
でも憧れの人の悪い噂を聞くのは、
少なからずショックではある。
エレベーターで一緒になると嬉しい人。
そんな斎田部長の知らない一面を聞いて、
少し落ち込んでいる。
でも、初めてしっかり会話ができて嬉しい!という、
なんとも複雑な心持ちで居酒屋に向かった。

