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桃衣の天使
第3章 薔薇色の性春
 顔でいうならJ事務所より吉本興業といった感じの三枚目寄りで決して麻友美の趣味ではないのだが惚れてしまえば痘痕も靨だ。父を安心させた凡庸な顔も恋愛フィルターをかければ「可愛い」となる。正樹に誉められたいの一心で勉強に励む一方で女として意識させようと色々手をうつ。いくら真面目とはいえ正樹も健康な男だ。女の子から女性に脱皮しかけの女子の色香にクラっとこない筈がない。麻友美は時折正樹の視線が胸に注がれるのを知っていた。当時で80㎝越えのDカップ。中学生にしては立派な胸は最初は恥ずかしかったが正樹の気を引ける武器になるのだと思うと誇らしくなってくる。いつの頃からか家庭教師の日には生地の薄いブラウスや襟首の緩いTシャツと丈の少し短いスカートを着るようになっていた。秋が過ぎ冬の足音が聞こえるようになっても麻友美は薄着で通した。流石にカーデガン等は羽織るがバストを隠す様な着方はしない。その頃になれば正樹もチラ見ではなくガン見するようになっていた。なにしろ自発的に見せてくれるのだ。遠慮する方が失礼だろう。時折ノートの間違いを指摘するために伸びた手が事故を装って胸に触れる。それすら麻友美は悦んで受け入れる。段々正樹の手に遠慮がなくなり1日100分の授業時間の内休憩の10分間は大胆にオッパイを揉む時間となっていた。勿論壁一枚向こうには母親が居るので大きな声を出させるような事は出来ないが年が明ける頃にはパンティの上からオマンコを擦りながら麻友美には自分の膨らんだ股間に手を置かせるようになる。キスは年内に済ませてしまってる。正樹は自分を抑える為に枷を作った。麻友美が桜ノ宮合格するまで一線は越えない。これは麻友美にも伝えてあるが逆に言えば合格したら抱くと予告しているのと同じ事なのだ。正樹に抱かれる。それを思いながら麻友美は疼く身体を毎晩手淫で鎮める。
 市内には当時人気がなく数年で潰れると噂されてるオンボロ図書館があった。オープンして20年程はそれなりに人の出入りもあったのだが市内一等地に大きな県立図書館が建つとあっと言う間に閑古鳥が鳴くようになった。司書もやる気がないようでカウンターには呼び出しブザーがあり用が有れば司書室に籠ってる呼び出す様になっている。土日はここが麻友美の勉強部屋だ。ノートと参考書を並べて受験勉強に励んでいると隣に座る男がいる。無論正樹だ。無人の図書館で二人横並び。
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