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新・性生活
第20章 舞子と旦那と新しい奥さん
嫉妬をのり越えたら認められるかも、この女と旦那がしてるセックスを見届けたらこの悔しい気持ちが消えてくれる気がする。

「それは脅しているわけではないですよね?」

「うん。なんかこの悔しい気持ちがなくならないと認めることはできない気がして。やっぱり女性として負けた気になってる・・・」

「それは違うよっ」

「黙って・・あなたの気持ちはわかってるから。今は奥さんの心を傷つけないで」

「はい。ありがとう。まいこさん。気持ちの整理をさせてください」




断って。お願い・・・三人が認めあう世界なんて辛いだけだよ。私は大丈夫だから、少しだけでいいのあなたたちの生活は壊さないから。少しだけ我慢して断ってお願い。

「わっわかりました。よろよろしくお願いッしますッ」

「ホントにいいの?辛いだけかもしれないよ。私の悔しい気持ち消えるかどうかわからない。それでもやってみる価値ある?」

「はいッ。可能性があるなら・・」



わかった。って言ったら三人の関係が始まってしまう。うまくいくかわからない生活環境で娘もなんて思うかわからない。旦那とやり直していくチャンスでもあるけどできるのか不安。

「じゃぁしてみる?」

旦那にアピールして煽ってみたら、やっぱり少し嬉しそうな顔して喜んでる。あなたには好都合だよね。そして私のせいにしないで。

「ん~わかった。まいこが言うなら」

嫌だな・・どんなことになるか予測できない・・二人のを見たらショックを受けてしまうかも。のり越えていけるの?私の気持ちはどっちなの?

また涙がポロポロと流れてきてしまった。

「わっわかりました」

啜れた声で答えて、この鈍感男に、バカ。って思って普通ではない生活環境をおくろうとしている。

「なっ名前なんて呼べいいですか?」

「さくら・・さくらって呼んで下さい」

「よっよろしくお願いします。さくらさん。あなたも名前で呼ぶね。たかゆきさん」

「えっなんで今さら・・」

バカ、言わせないでよ・・まだ泣かせたいの・・ほんとは嫌なんだよ。こんな生活。

「まいこさん。私の気持ちを受け入れてくれてありがとう。よろしくお願いします」

「たかゆきさんと私。よろしくお願いします」

弁護士さんの言うようになってしまった。
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