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新・性生活
第21章 翼、初めてのラブホテル・・
返事をしてしまった以上は心を決めておかないといけない。どうなるかわからない。旦那の不倫関係を目の前で見るなんて恐ろしい。受け入れられるかわからない・・

不安と緊張が募るから弁護士さんに相談しておいた。「辛くなったときは連絡して、すぐに駆けつけるから。それともそのあと一緒にいようか?飲もうよ」って言ってくれるからお願いした。

日にちは決まっていた。次の娘の遠征の日、7月7日・・・長い1ヶ月になりそう。のりこえていけるかな・・。

いま考えるとなんであんなこと言ったのかな。どこかにさくらさんを攻撃したい気持ちがあったのかな。悔しい気持ちがそうさせたのかもしれない。

冷静ではなかった気がする。ごめんなさい。さくらさん辛いときに・・・今、考えても仕方がないことだけど。

「お待たせしました。まいこさん。早いですね」

「大丈夫だよ。つばさくん。いまついたとこ」

「荷物持ちます」

今は忘れよう。今日は翼とデート。紳士的に対応してくれて唇にはリップクリームを塗ってきてる。見つめて笑顔になってしまう。

「早めに行きましょう」

初めてのシミュレーションゴルフでラウンドをする。朝から会って夕方までたくさん時間がある。今日は楽しもう。そうすることにした。

「あっ種子島ゴルフリゾットだって!!私がいつも飲んでる日本酒の場所だよ。すごい。ここにしようよ」

浮かれた声で翼にはしゃいでる姿をみせる。

「そうなんですか。後ろにロケットも見えますよ。ここにしましょう」

少し冷めた感じで返事をしてくれるところはやっぱり男の子なんだな。って思う。

二人で貸しクラブで楽しんだ・・靴だけ履き替えてすごく誉めてくれる翼の姿が嬉しかった。くすんでいた気持ちが塗り替えられて翼のフェロモンの香りで心がきらびやかになって、ありがとう、翼。って素直に思えた。

手や腕、腰・・優しくレッスンしてくれる。こっそり買ったゴルフウェアはスカートじゃなくてごめんね。

恥ずかしいからクロップドパンツにしてノースリーブのウェアで翼のこと誘ってるんだよ。後ろから手を回してくれるのが一番好きで、一番近くに感じられる。

今日は誘っちゃうから、私のモヤモヤした気持ちを塗り替えて、ごめんね。いつも付き合わせて・・。
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