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新・性生活
第22章 7月6日 さくらとたかゆきさんの性行為、見学前日。
そうだった。私が明日のことで気持ちに余裕なかったから。ごめんなさい翼。私が行ったら迷惑にならない?

劇団には興味はないけど翼を見ていたい。邪魔にならない?って返信したけど下心丸出しで、当然のように待ち合わせの時間が決まり、もうそこに立って待ってる。また走って来てくれてその姿が一生懸命だから嬉しい。

終わったら待っててください。そう言われて会場では一人。一人で端の席で眺めてる自分が恥ずかしい、ノコノコやって来たことを今頃、後悔してしまう。

会場の熱気と演者の熱気の中に一人でポツンと座っている。目で追いかけるのは翼の演技している姿だけ。普段、見せいない本気で演じる姿に驚いた。声もその姿も雰囲気も全部が違う人間に見えた。

私の知らない翼の世界。それを目の辺りにして来るんじゃなかった。って思ってる。翼のことを知ると私がどれだけ悪い女なのかと考えてしまう。こんなに純粋で人気者の男の子を燕にしようなんて最低な女だ。

帰ろう・・・そう思って会場を出ようと思ったけど公演が終わるまで待った。翼、私のこと忘れてよ。やっぱり私じゃない人が翼には似合うよ。

公演が終わると人、人、人。

人気者に群がる大学生は押し寄せる波のように群がっている。

場違いだ、勘違いだ、やめないとこんな関係・・・

やっと群れから抜け出し、今日は帰えるね。ごめんね。って未練を感じるようにメールを入れて帰る帰り道で、待ってください。もう終わります。そのメールをみたら足を止めてしまう。こんな関係やめないと。ってさっき思ったばかりなのに立ち尽くしてしまう。

雨で体を濡らしならが棒のように立って泣いた。
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