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新・性生活
第22章 7月6日 さくらとたかゆきさんの性行為、見学前日。
雨で染まるオーバーオール、髪から滝行のように滴る雨水、下向きに垂れる涙と鼻水がスマートフォンに落ちる。狭い路地で人が私のこと避けながら歩いてる。私、何してるんだろう。って思って力なく立ち尽くしていた。

「まいこさん?」

その声に振り返った。ごめんなさい、私は悪い女なの。私の都合であなたの気持ちをもて遊ぶよ、探しました。って私を?ごめんなさい。振り向いてはいけないの。でもでも、今日だけ今夜だけお願い許して。

つばさくん、私と遊んでくれない。

今頃になって過去の言葉を後悔している。大丈夫ですかって聞かれても、全然大丈夫じゃないよ。やっぱり今日は一人にしないで。明日が怖いの怖い。

「ラーメンに瓶ビールにしますか」

なんで泣いてる私を笑わせてくれるの?私が笑ってるの見てから、笑ってくれた。って反則だよね。でも喜んだ翼の顔と声は今は私だけに見せてくれるだよね。

オバサン扱いしないでよ。そう言ってグーパンチをするとその手を取って体に巻き付けて傘の中に入れてくる。倒れそうになると支えてくれる。

今は忘れよう・・全部。今日だけ、後1日だけお願いします、許してください神様。

油で艶々して少し赤く膨らむ唇が好きで、餃子とラーメン、三本の瓶ビールを飲み干して翼の唇を見ながら劇団の話を聞いていた。

今日、家に行ってもいい?そう思いながら、今日はおかしい、明日のことで気持ちがいつもとは違う、誘ってしまう。言ったらダメ、恥ずかしい、言いたいけど、そんな感情に踊らされてる。

「まいこさん、娘さんいないなら家に来ませんか?」

目が点になった。
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