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新・性生活
第26章 舞子と翼、遠くに連れて行って。
「つばさ、家に行ってもいい?」

頷いてくれたので、今日のお礼をしたい。と言って、簡単な夕食を作ってあげることにした。母親に持たされたものと私が作ってあげた料理。


私は気が付いた。よかったね、翼・・・。


家族のことを聞くとなんでも教えてもくれる。

ホントに一番遠いと思ってたところに連れて行ってくれたんだね。距離的にどこかに連れ出してほしかっただけ。まさか翼の家族のところに行くとは思ってなかった。私が踏み込んではいけない場所だと思ってた。

いいご家族だね。っていいながら洗い物を手伝ってくれて姉の愚痴をこぼす翼。

私の心はまだ脱け殻のまま、翼、私でよかったの?家族に合わせた初めての人がこんな女でよかったの?ご家族は悲しむよ。遊びでした。って言えないよ。なんで故郷に連れていったの?その本心はなぜなの?そしてなんで秘密にしてたの?


今晩で終わりにしようよ。


「先にお風呂入って」

はい。だって・・・・。

目の前に私が使わなかった杉の木のキレイな細い箸。

翼が使った箸も並べて置いてあげた。そして今日は下着も持って帰らないといけない。最後の洗濯に掃除をしてあげよう。母性愛でそう思う子供を手放せない気持ちになってしまう。

翼がいない人生って昔に戻るだけ?悲しいよ、寂しい。また一人になる・・・・。
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