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新・性生活
第26章 舞子と翼、遠くに連れて行って。
どうでしたか?って聞かれて今日は私が泣いてしまった。優しすぎる翼に甘えたく甘えたくてしょうがないの。ごめんね泣いてごめん。

「何か、やっぱり今日のことがまいこさんを傷つけてしまったんだね。ごめんなさい。」

抱きしめないで、離れられなくなる。やめて、お願い翼、お願い・・・

涙を拭って赤くなった目でしっかり翼の目を見た。

「つばさ、しよう。しようよ。つばさ」

そう言った瞬間に翼の唇を覆った。圧力のある豪快なキスを翼に送る。リップクリームはつけないよ。そしたらまた離れられなくなる。お別れのキスだから忘れてよ。私のこと忘れてね。

「まいこ、ちょっと待って、まいこさん、待ってよ」

「なんで?ダメなの?しようよ、つばさ、お願い、抱いて」

止められても、その唇に強引に押し付けていく。翼の唇とは歩調が合わない。なにかを懸命に言ってる翼に強引にキスを重ねる。

お願い、答えてよ。最後だよ。最後に私の脳に刻ませてよ。まいこ、まいこ、まいこ好きって刻ませてよ!!

翼は強引に私をベッドに押し倒した。上から見つめられ見下ろす翼の目は、まいこ、好きって言っていた時の目じゃなかった。死にかけた子犬を見つめる飼い主みたいな潤んだ瞳だった。
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