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第26章 舞子と翼、遠くに連れて行って。

「わかった。ありがとう。ホントに嬉しい。キスしてもいい？」

頷くから柔らかいありがとう。って伝わるようなフレンチキスをする。こんなこと真顔で言ってくれる翼が好きになってる。でも、ダメなのにもう彼女出来たんでしょ？

「箸、見つけたよ。ガールフレンド？」

顔にで出るよ。隠すの忘れてた？私と同じように遊びです。っていわないでよ。隠されて二股されるのは嫌。しといて私が言うことじゃないけどされるのは嫌なの。

「イヤ、あの、あれは、その・・」

「正直に言って。私は翼にパートナーができるまでって言ってるよ。」

「いや、その寿美さんが家に来るんですよ。ゲームしに。それで言い寄られて困ってるんです。僕はまいこさんがいるから。って言っても迫ってきて大変なんですよ。」

寿美さんって一緒にイベントに参加したあの子だよね？何も聞いてなかったけど翼の家に来てるの？

「迫ってきてってお付き合いをってこと？それともしたいだけってことなの？」

「お付き合いです。まいこさんの次でもいいって意味のわからないこと言うんですよ。初めはゲームしてただけなのにどうしてそうなったのかわからなくて」

翼、モテるんだね。天然キャラの寿美さんね、そういえば番号交換させたの私だ、笑える。そうだったんだ。もう少し遊んでもらえるかな。って、でも翼は寿美さんを断ってそれでも私を選んでくれるの？