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新・性生活
第26章 舞子と翼、遠くに連れて行って。
「なんで私を選ぶの?私は遊んでほしいだけ。って言ってるのに寿美さんキレイで好い人に見えるけど苦手なの?」

「まいこ、聞かないで。わからないよ。いつもまいこさんにそう言われてるけど、まいこのことがずっと頭から離れない。それなのに寿美さんとお付き合いしたらダメだって思ってしまう。」

翼は私の胸に抱きついて、ぐりぐりしながら顔を優しく谷間に寄せてきた。

かわいい。やっぱり翼はかわいいよ。

私は翼を抱き締めてしまった。私と寿美さんのことで私のこと思い出してくれたんだ。おいで、私のところにおいで。ありがとう。もっと近く、近くにおいで。

「まいこ、キスしてもいい?」

キュンってしてしまった。上目遣いで甘えてきて、少し潤んだように見える瞳が、私の母性愛をくすぐった。悲しそうに見えて拾ってあげたくなる。うん、って返事したら飛びついてきて、珍しく強い少し傲慢な短いキスをしてくれる。

「怖かった。まいこさん、怖かったよ。離れていくように迫ってきて。もう届かないところに消えるようなに思えて怖かった。離れで、お願い、まいこ、離れないで」

もうダメだ、私まだ引けない。私は翼が好き。かわいい。抱き締めさせて。泣かないで。もっと近くにきて。ごめんね。つばさの近くに居させてお願い。

「泣かせてごめんね、つばさ、涙を止めてよ。もう一回、はじめからしようよ。好きなんでしょ。私のこと、私もまた好きになった。責任とってよ。」

はい。って言う翼の唇にリップクリームを塗ってあげて私も塗った・・・もう止まれないよ。
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