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新・性生活
第5章 燕のつばさ君
いままでに感じたことない心臓の音がなった。

「すいません」

ゆっくり横を向くと若そうな男の子が立っていた。思わずどもった声で、はっはいッ。って答えてしまう。

「まいこさんですか?」

「はい。えっと・・・」

「つばさです。本名と同じなのでつばさで大丈夫です。」

「わっ私も同じ。まいこです。よろしくお願いします」

「ンっ?よろしくお願いしますって大丈夫ですか?」

意味がわからない。頭に?マークがついてしまった。

「どういうことですか?初めてなので」

「そういうことですか。大丈夫です。僕もOKなのでよろしくお願いします。とりあえず歩きましょうか?」

真っ白な頭を整理すると若い男の子だった。男性と呼ぶには若すぎる感じがした。

でも変な人じゃなくてよかったぁ。顔もよ見てない・・身長は少し高いぐらい。

「まいこさんが好きな食べ物があるといいんだけどおいしい定食屋さんがあるんですよ」

えっ定食?二人で定食って初めてだな・・

「定食ですか?」

見た目は若そう・・ホントに大学生とかじゃないよね?娘の方が歳が近いかも。

「着いた。ここです」

そこは夫婦でしてそうな普通の定食屋さんだった。

こういうお店は高校以来。懐かしい感じがする。

「ここでいいですか?別の場所にしますか?」

「いや、ここがいい」

即答して先にのれんを潜った。席につくと翼はおすすめなどを教えてくれた。説明は頭にはいっこず翼を見つめていた。

よく見るとかわいい男の子ね・・・たぶん私の歳聞いたらビックリするじゃいかな?おばさんと食事って思ってるよね。
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