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新・性生活
第5章 燕のつばさ君
「失礼ですけどお歳はいくつ何ですか?」

「えっ?見てないんですか?」

「見てない?」

「ホントに初めてなんですね。プロフィール見て連絡下さいって書いてあったのに本人が見てないっていうのは初めてです。」

そう言って小さくと笑う翼。

「あっごめんなさい。」

見れるってどうやって?

「おかしいと思ったんですよ。こんなに歳が違うのに一緒に食事をOKしてくるなんて、なかなかないので僕もビックリしてたとこです」

といいながら教えてくれた。プロフィールを見て唖然とした。ヤバい援交だ!19歳と!!娘の二つ上じゃん!!

まさか娘と歳が同等の男の子と食事をする約束をしていたとは思っていなかった。

「あっ歳は誤魔化してます。本当は22です」

誤魔化すって言っても一応成人かぁ・・。

「まいこさんの歳は本当は29歳ぐらいですか?」

ンッ?そんなに若くないって!!って突っ込みたくなるほど純粋に言ってくれた。

「ありがとう。歳はホントに36歳だよ。ごめんね。こんなおばさんが相手で。歳がわかってるのに何でわたしとランチすることにしたのつばさくんは?」

「あんまり歳は関係無いです。掲示板を見て連絡しました。まいこさんはおきれいですね。」

若い男の子、羨ましいと感じた。(歳は関係ないです)って若いときにしか言えない言葉だぞ。

「ホントよかったです。もしかしたらセレブみたいな人が来たらどうしようって心配してました。だからお店の場所を決めさせもらったんです。高級レストランにはちょっと行けないので」

その翼の優しさに壺ってしまった。そんな事を気にしていたのか。って涙をぬぐって笑ってしまった。
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