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新・性生活
第29章 その後の舞子と孝幸と翼
翼とは・・・・・翼の仕事がスタートしたばかりの頃だったかな。翼が頻繁に私のところにくることがあった。昼間に一人で来たりしてた。



私が翼を甘やかすから子供達がいないときすぐ愛し合ってしまう。翼の逃げ場所を作ってしまう。

翼が私の心に優しい槍を刺してくるからキュンキュンしてまたリップクリームを塗りつけて受け入れてしまう。

その回数が増えて私は翼と醜い愛に溺れてた。

翼との娘を抱いてる時「ハッ」って思って私は思った。

私はダメな女、翼をダメな男にしてしまう。

「つばさ、抱いてよ。私たちの子供だよ」

辛かったのかな。苦しかったのかな。だからあんなに甘えてきたの?それに気がつくのに少し時間がかかったよね。

翼はもう燕じゃないんだよ。この子にお父さん。って呼ばれてるのわかる?頑張ってよ。二人で愛に溺れてるのはやめよう。気持ちだけでいいから家族になっていこう。

ある日、そう思って二人で翼に娘を抱かせた。

私のせいだよ。翼を甘やかすから。翼は悪くないよ。だから落ち込まないで。こんな環境に追い込んだのは私。だけどね。もっと私を惚れさせてよ。お父さん、パパって呼ばせてよ。もう燕じゃないよ。

「まいこさん、まいこ、まいこ」

その声は愛しあってる時の私の記憶にある連呼じゃなかった。辛そうで苦しそう、だから泣かないと誰かに甘えないとその色を捨てられない。

そんな時、子供ってすごいよね。寝てるのに翼の服を掴むんだよ。「パパ」って呼んでるのわかる?そう言うと翼は泣きながら頷いた。

「頑張ってよ。つばさ。男でしょ」

そう言って翼は私から離れて行った。
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