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新・性生活
第5章 燕のつばさ君
翼もつられて笑ってくれた。

「そんな事って無いですよね」

と一緒に笑ってくれた。なんだろうか、こんなに暖かい気持ちなれたのは何年ぶり?翼と二人で笑った。

「はい。お待ちどうさま。しらす丼2つね、ゆっくり食べてね」

初めての生しらす丼、聞いてみたら店主の実家からの直送らしい。

「まいこさんさっきも説明したじゃないですか~」

全然、聞いてなくて夢中で翼のことを見ていた。

翼は私のことよく考えてこのお店を選んでくれていた。素直に嬉しかった。

「僕が知ってるお店でおしゃれな所って、まいこさんのことを考えたら絶対、まいこさんの方がたくさんいいお店知ってるよ。っ思ってここにしました。ここは雰囲気はないけど味は最高ですから。」

この時にはまだ翼との関係が深くなるとは思ってなかった。この出会いなかったら私は壊れていたかも。

「この後は時間ありますか」

ボーリングに誘われたけど運動は苦手だから断った。自然と翼を誘った。

「ドライブでもいかない?」

誘うの苦手なのに自分で誘ってしまった。初めて会う人をドライブに誘ってる自分にビックリした。

「いいんですか?乗っても?」
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