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新・性生活
第10章 舞子と旦那・・娘は?
悲しみと疲れでシャワーもあびずに裸のまま寝てしまっていた。まだ日は出ていない。

ショーツだけを残してシャワーを浴びた。

もうこれで未練もなくなった。少し早いけど別れるよ、泣いて謝ってたけどまた許してしまうだろうな。その方がいいよ。めんどくさい・・・。

朝、旦那はあわてて起きて来た。おはよう。っていつものように振る舞った。お腹がすいてる。と思ったので今日は朝定食を用意して温かいご飯に温かいお味噌汁、いままでの償いを形にしてみた。

昔はよく食べたね。私はパンが好きだったけどあなたはご飯派だった。だからいつも朝食はご飯と味噌汁だった。いつから毎日パンになったんだろう、もう忘れた・・・。

今日は仕事、休むよ。ってなに言ってるの?ダメだよ、ちゃんと仕事に行って、夜、話をしよう。そう伝えて、娘は黙って聞いていた。

「二人とも・・いってらっしゃい」

一人になる悲しさ、寂しさ、怖さ。父親のあの日の心境はこんな感じだったのかな?一人になるかもって怖いね・・・どうしよう。

弁護士さんに電話で話をした。いろいろなアドバイスをもらったけど、最終的には私が納得できるなら争いにはならないようにできる。

今回のことはお金で解決してしまって私が納得してあとに引きずらないようにしないとダメだよ。それだけは口酸っぱくいわれた。

そんなに言われてもどうしよう。そう思っていた。

「私に任せる?離婚の話が決まったら三人で事務所に来なさい。誰も悪いようにならない方法を探すから」

旦那がいいならそうさせてもらおうかな。難しい問題だから、娘はどうするかな・・・。
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