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体育倉庫のハイエナ
第30章 30
 動きの異なるペニスの先は、それぞれ別の音を乳首に立たせ、奈津子は各々から得る快感を、やはり異なる喘ぎでもって、交互に表現した。

――ペチペチペチペチペチ…――にゅるにゅるぬりゅぬりゅ…――

「ハハハァ、アアァっ、ハアァ――ぬ、ぬふぅ、んんふふぅッ!ふぬ!ふぬッ――アァハァ、あぁぁッ!――」

 しかし程なくして、奈津子の異なる喘ぎは溶け合って、凡そ乳首“のみ”を愛撫されているとは思えないほど、はしたない響きを纏うようになった。

「ぬはぁ!ぬはぁ~ふぬうぅ、くぅ~~うぅッ、は~む~む~ヌフォフォ~ぉ、はぁくはぁ!」

 その時には、奈津子の下品な笑みは満面に及んでいて、その期に及んでは最早それが“オシオキ”の体を成してはいないことを、レンヤと奈津子の双方が、認めざるを得ないに至った。

「奈津子ちゃん、この“オシオキ”は奈津子ちゃんが乳首を勃起させている限り、続くよ?一体いつまで乳首をビンビンにしているつもりなのかな?」

 レンヤが奈津子にそう忠告すると、奈津子は即座にこう返した。

「で、でも、無理ですッ!乳首を元に戻すなんて、絶対、無理ッ!ふふぉ~ぬぅ~はぁッ!」

「どうして、無理なのかな?」

 レンヤが聞き返した。すると奈津子は他の返答が思い浮かばないかのように、答えた。

「だって、気持ちいいからッ!…ち、乳首が、とっても気持ちいいのッ!乳首、感じるのッ!」

 そんな奈津子の返答を聞いて、レンヤが小さく笑う。そして呟いた。

「じゃあこれは“オシオキ”じゃなくて、“ご褒美”だね…」

 奈津子は否定しなかった。

 しかし“ご褒美”には、それを得るに相応しい理由が必要だ――その点を、マモルが聞いた。

「“ご褒美”って、一体何の“ご褒美”だよ?」

 するとレンヤは、親切にもそれなりの体裁を、奈津子のために整えた。

「じゃあ奈津子ちゃん、これから二人のチ×ポを、“オシャブリ”しようか?…上手なオシャブリが出来たら、きっと二人が“ご褒美”をくれるよ…」
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