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体育倉庫のハイエナ
第43章 43
 マモルが“遊戯”を続ける――自分のペニスを扱きながら、まずマモルは奈津子にこう告げた。

「そろそろ出そうだよ…僕のチ×ポの先から、“どぴゅどぴゅっ”っと…」

 続けて、奈津子に次の質問をした。

「さて、一体“何”が、出そうでしょうか?」

 レンヤが腰を下げる――その腰を奈津子の尻に、勢いよく叩き付ける――合わせて奈津子が叫ぶ。

――ズッコォォォォンン!――

「精ッッ液ッッッッ!!」

 然る後、マモルが無邪気な声で言った。

「正解ッ!“精液”でーーすッ!」

 同時にマモルは、自分の右手で扱いていたペニスの先から、どっぴゅっ、どぴゅぴゅぴゅっ――と、射精して、そのザーメンは、べちょべちょっ――と、奈津子の顔面で弾けた。

 こうしてマモルが、その射精とともに“遊戯”を終えると、次はヒデアキが興じた。

 しかしヒデアキは――奈津子の顔を前に膝立ちになって、勃起したペニスを差し出すところまでは、マモルと一緒だったけど――もう質問を考えることすら面倒なのか、発声すべき台詞を一方的に告げた。

「おい、“チ×ポ”って言えっ!何度も繰り返せッ!」

 するとマサムネが、やや興醒めした顔で、口を挟んだ。

「“チ×ポ”だったら、もう何度も言わせてるじゃねえか?」

 ヒデアキが返した。

「確かにそうだけど、でももっとイヤらしい声で言わせてみたいんだ…」

 それから改めて、奈津子に告げた。

「”チ×ポ”って、言え…」

奈津子がヒデアキの指示に従って、”チ×ポ”を繰り返す。

「チ×ポ、チ×ポ、チ×ポ、チ×ポ、チ×ポ…」

 それは平坦な抑揚の、静かな声から始まった。
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