この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BeLoved.
第11章 【君しかいらない】

「流星うるせぇ。…あぁ、うん。確かにこれは可愛い」

促され険しい顔で覗きこんだ麗さまも、納得して頷いている。

「どっ、どの子ですか!?」

驚いて身を乗り出してしまった。
毒舌な二人がそこまでいうなんて…どの子だろう?

モデルにスカウトされたあの子?それともとびっきり可愛くて他校でも有名だった、隣のクラスのあの子?

胸がきゅっときつくなるのを感じながら、思い当たる顔をいくつか思い浮かべたけれど……

「……え」

指差された先には、もはや見飽きた、お世辞にも華やかとは程遠い…どこにでもいる地味な顔だちの女の子。

「…からかってるんですか?」

『3年6組1番 朝比奈未結』…わたし、だった。


「なんで?俺には断トツで可愛いんだけど」
「下手くそな化粧女よりよっぽど良いよ。掃き溜めに鶴」

……。どうやら本心からみたい。


この人たちは本当にストレート。

『いいものはいい。好きなものは好き』
『悪いものは悪い。嫌いなものは嫌い』

どんな時でもハッキリ表す。
それはまぎれもなく長所であり…

「…あ、未結いた。これ遠足?体操着だし」
「うーわっ。隣の女、化粧ケバすぎ」
「流星、これ教師だろ?老けてるし」
「…お二人とも…その子同級生です…」

…まぎれもなく短所でもある。

悪意なんかなくて、思ったことをそのまま口にしてるんだよね。
…余計にたちが悪い気がしないでもないけど。
/404ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ