この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
LaundryHeavenly.
第14章 Heavenly.14

『明朝また来る』

ブライトさんの言葉。

光に照らされ闇は去り
輪郭を取り戻す世界。

それはつまりもうすぐ彼…否、彼らが
ここに来てしまう事を意味していた。
私を共に連れていくために。

闇夜に乗じて、去るつもりだったのに。
知られる事なく去るつもりだったのに。

ああ……何としてもその前に……

─────

「──んっ、あ…っ、うぅっ!」
「…なんだ、もう感じれんのか」

私が堪えきれず漏らしてしまう呻き声。
王子はそれを歓びによるものと捉えた。

「もっとしてやるよ」

受け入れるべきでない場所に
王子はより激しく自身を射つ。

私の反応を蔑むように。
楽しむように。乱暴に。

「ん……っ、くっ…!」

快感なんか微塵もない。
慈しみなど欠片もない。

飛びそうな意識。折れてしまいそうな心。
何もかも打ち捨ててしまいたくなる衝動。

「…なんなんだよ、お前は」

気のせいだろうか。
王子の声色が変わった。

衝動をぶつけ受け止めさせる為に
私の身体に回された腕に力が籠る。
肩に爪が喰い込み血が滴り落ちる。

重ねられた唇から入り込んだ舌が
咥内を蹂躙し呼吸の自由を奪う。

王子が着込む軍服の上質で硬質な生地は
腰を遣うたびに私の肌を擦り傷を作る。

「あー……クソ…ッ」

眼前の表情が険しさと艶を増していた。
それは絶頂が近いことを意味する表情。

欲望を吐き出せば王子は私を解放する。
密着し合っている状態から解放される。


──今、しか…ない。
/130ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ