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LaundryHeavenly.
第4章 Heavenly.4
「んー、横になろっか?」
「あ……っ、」
肩を掴まれ、一瞬で押し倒されてしまった。
仰向けになった背中に広がるのは、敷布の感触。
視界はテントの天井と…私に覆い被さるハイジさんで満たされた。
「最後まではしないから。安心して」
小さい子供に言い聞かせるような声。
肩を掴んでいた手の人差し指が、シミーズの肩紐を引っ掛けて片方ずつ下にずらす。
必然的に二つの膨らみが姿を現した。
「へぇ」
「…っ」
いくら初めてではなくても
羞恥心がないわけじゃない。
だけど逃げることは許されない。
余す所なく向けられる彼の視線。
せめてそれからは逃れたくて、両目をきゅっと閉じた。
膨らみが硬い掌に収められ、やわやわと揉みしだかれている。確かめるように。
「着やせするんだ?」
「…っ、ぁ…」
ハイジさんが覆い被さるように身を屈めたらしく、耳のすぐそばで囁かれた。
揶揄するような、感心したような、
どちらともとれる声。
暗闇のなかでそれは、私の内側までをくすぐるようで。
反射的に肩がピクリと震えた直後だった。
「ひあっ…?!」
ぬる…と生暖かく柔らかいものが首筋に触れた。…舌だ。
「ん……ッ、やうぅ…っ」
それはまるで味わうかのように、耳の裏までを這い上がる。
ぞわ……っとした感覚が全身を走った。
意思とは関係なく、声が漏れてしまう。
聞かれたくなくて、拳で唇を押さえた。
「…いい匂いだね?」
「……っ」
囁く声が頭の中に直接響く。
目を閉じている時間に比例して、聴覚が鋭くなってきているみたい。…そんな、まさか?
「!……ん…っ!?」
瞬間、胸の頂点に何かが触れた。
違う、触れただけじゃない…摘ままれている。ふにふにとこねくり回されている。
「かっわいー…桜色だよ?」
「ん……っ、ぃや…っ…!」
逃げることは許されない。
頭ではわかっているのに。
羞恥心と微かな恐怖心は私を突き動かした。
私は拒絶の言葉を口にし、ハイジさんの指から逃れるように体を横向きに寝返らせてしまったのだ。