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猫彼女。
第4章 cat.4
「……、っ……ん」
押し入った先には小さな舌。
絡め取った瞬間広がるのは
ファジーネーブルみたいな
とろみのある、甘い味。
どちらかと言うと俺は苦味好きで
甘味系は得意じゃないんだけど
これだけは別。
これは俺だけが味わえる、えりさの味。
もっともっと味わいたくて、えりさが逃げられないように顎を右手で押さえ付けた。
「!……、んん……っ」
それでも抗うように身をよじり、
苦しげな声を漏らしたえりさ。
直後に、コクンという微かな音がした。
それは逃げ場をなくした唾液が、
えりさの喉を落ちていった音。
俺の一部がえりさの中に入った。
そう思うとどうしようもなく興奮してくる俺は
果たして、おかしいんだろうか。