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猫彼女。
第1章 cat.1

「…えりさ」

刃物を持っていないことを確認した後、
そっと近づいて、後ろから抱き締めた。

両手は、彼女の柔らかな二つの膨らみへ。
形のよさを確かめるように、ゆっくりと揉んでみる。

突起があるだろう位置を探り出し、布の上から親指と人差し指の腹で優しく摘まむ。
えりさの体がぴくりと跳ねた。…当たりだ。

「やっ……、だめだってば……っんん!」

尚もご飯が…、と抗議するその口。
ごめん。飯なんかより、今の俺はこの気持ちを鎮める方が大事。

そのまま首筋に唇を寄せ、軽く啄む。
服を着ても隠せない場所に痕を残すと厄介なので(一回それで別れる寸前までキレられた)吸い付くことはしない。
代わりに舌全体を這わせ、耳の裏まで舐め上げた。


「あっ……ん!」
「…えりさ、可愛い」

感じてるくせに。それを隠すように
きつく握った拳を口元に当て、声を殺すえりさ。

俺は思ったまんまの言葉を口にしつつ、ニットと、その下に着込まれていたキャミソールを一緒に捲り上げた。


「やだ…っ」

細い体に不釣り合いなでかい胸が飛び出す。
ああ、早くじかに触りたい。
でも、ブラに包まれてる今の状態も、結構やらしくて好きなんだよな。


それに

男では俺しか見られないんだって、実感できるんだ。
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