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ヒミツリ。
第1章

「圭吾~なぁ圭吾~」
「話聞いてた?時間だよ」
「あと一回だけ!な?!」

布団を蹴り飛ばして起き上がった橙也は、呆れ返る僕の顔を覗き込むように小首を傾げてくる。両手合わせて、絵に描いたような『お願い』のポーズまでして。

「ゴムなしで!気持ちよさ全っ然違うから!」
「…勘弁してよ…またシーツ駄目にする気?」
「同じの買って返すから!頼むわ。な!」

言い出したら聞かない頑固さに加え、天性のものとしかいいようのない(と僕は思っている)この人懐っこさ。最後に折れるのはいつも僕だ。

溜息のあと、僕はボトムのベルトを外していく。背後では橙也がスラックスの前を寛げる音が聞こえる。同じ動作の末に現れたのはそれぞれの分身。
煌々と照らす電灯の下、男二人が一つのベッドの上で局部晒け出し合ってるって、結構凄い光景だと思うんだ。今更だけど。

「圭吾、触るよ」

低い声に全身が震える。期待と、快感で。

僕は彼の手が好きだ。大きくて、少し無骨な暖かい手。それが一番敏感な場所に触れる。それだけでたまらなく気持ちがいい。橙也の──言うならば『おねだり』を断れないのも、この手があるからだ。

「……ん」

まだ柔らかく芯を持たない僕のそれを包む手が、やわやわと上下に動き出す。その力加減も堪らない。体も吐く息も熱くなっているのがわかる。

「圭吾も俺の触って」
「…、…うん」

促されるまま右手は彼自身へ。既に形を変え始めていたそれの感覚は、掌から伝わってきた。僕と同じか、少し大きいくらいの彼のそれを、今自分がされているように上下に扱いていく。

「…俺、圭吾の手、好きだよ」
「…うん」

動きを速める自分の手から、自分のものじゃない固さ、律動、熱が伝わる。そしてそれは彼も感じている。

「ん……っ」

やがて滲み出してきた、先走りの液体。それは竿まで滴り、温もりに滑らかさを加える。

互いの吐息にも…意図せず漏れる声にも、いつしか艶が滲み始めて。固くなりきったそれを、僕も彼も夢中で扱いていった。

「っん…」
「、あ…」

そう、これが僕らの共通の趣味。
身も蓋もない言い方をすれば…無類の手コキ好き。突っ込むよりも口でされるよりも、他人に…しかも男に、チ◯コを扱かれるのが大好きなのだ。
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