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第9章 悪い癖
「分かってます……、もしすみれちゃんをここに置いたとしても、辰さんは私のお父さんみたいに……すみれちゃんを殴ったりしないと思う、だけど、すみれちゃんはちゃんとしたお家で育てられた方が幸せになれる、私、自分がお母さんいなかったし、お父さんはお酒ばっかり飲んでた、だから……血の繋がりなんかなくても、可愛がってくれる人に貰われた方がいいって……そう思います、だって……私は辰さんと暮らし始めて助かった、だからよく分かる」

絢音はちゃんと分かっている。
ただ、ちょっと寂しいだけだ。

「そうか……、それならいい、ヤスに電報を打つ、具体的な話はそれからだ」

辰はホッと胸を撫で下ろしたが、絢音の気持ちを聞いてやるせなくなった。
なんとなく分かってはいたが、細かな話は聞いた事がない。
実父に殴られていたと言ったが、酒に溺れて酒乱といったところか……。

兎に角、すぐさまヤスに電報を打ちに行った。







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