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第11章 悲しい性
病にかかった湯女の処遇を相談され、そのまま隔離病棟へ送る事もあれば、妊娠した売春婦を闇医者に連れて行く事もある。
隔離病棟というのは、肺結核に罹患した場合だ。
結核は不治の病である為、病棟送りになった者はそこで生涯を終える事になる。
妊娠して闇医者へ連れて行くのは、辰ではなく、下っ端のチンピラが連れて行くのだが、目的は堕胎だ。
またある時は、身受けの話がきたので相手方の素性を確かめて貰いたいなど、細かな事を言えばキリがない位、やる事は沢山あった。


この日は、昼間にヤスが部屋にやって来た。

ヤスはできるだけひとりで訪れるのを遠慮していたが、四六時中辰とくっついて行動してるわけじゃない。
ひとりで寄る事もあった。
飯屋はそこら辺にあるので、そこで食べてもいいのだが、ヤスは絢音の作る料理を気に入り、わざわざ食べにやって来る。
絢音はヤスが来てからは、毎日3人分の食事を作るようにしているが、辰でもヤスでも構わない。
どちらかが部屋にいてくれた方が安心だった。

ご飯を茶碗によそい、魚の煮付けと味噌汁、芋の煮っ転がし、おしんこをヤスに出した。







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