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縁
第7章 少年
─────
時は緩やかに、確実に過ぎていく。
辰の女遊びは相変わらずだったが、やがて絢音は13歳を迎えていた。
ある暑い夏の夜、珍しい出来事が起こった。
辰が女ではなく、少年を連れて戻ったのだ。
少年は色白で女の子のような顔立ちをしている。
柔らかそうな髪を耳が隠れる程度に伸ばし、体つきも華奢で痩せ型だ。
絢音は温泉街に連れて来られた後で、体を売る少年がいる事を知ったが、辰が少年を抱くとは思ってなかった。
いつものように窓際へ座ったはいいが、男色は初めてみる光景だ。
ドキドキしながら成り行きを見守っていた。
だが、少年は絢音の存在が気になった。
自分と年が近い女の子に、抱かれる様子を見られたくない。
辰に服を脱げと言われたが、布団のわきに座って辰に聞いた。
「あの……、あの子はここで見てるんですか?」
「ああ、それがどうした、さっさと脱がねぇか」
しかし、辰にとっては取るに足らない事だ。
時は緩やかに、確実に過ぎていく。
辰の女遊びは相変わらずだったが、やがて絢音は13歳を迎えていた。
ある暑い夏の夜、珍しい出来事が起こった。
辰が女ではなく、少年を連れて戻ったのだ。
少年は色白で女の子のような顔立ちをしている。
柔らかそうな髪を耳が隠れる程度に伸ばし、体つきも華奢で痩せ型だ。
絢音は温泉街に連れて来られた後で、体を売る少年がいる事を知ったが、辰が少年を抱くとは思ってなかった。
いつものように窓際へ座ったはいいが、男色は初めてみる光景だ。
ドキドキしながら成り行きを見守っていた。
だが、少年は絢音の存在が気になった。
自分と年が近い女の子に、抱かれる様子を見られたくない。
辰に服を脱げと言われたが、布団のわきに座って辰に聞いた。
「あの……、あの子はここで見てるんですか?」
「ああ、それがどうした、さっさと脱がねぇか」
しかし、辰にとっては取るに足らない事だ。