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第8章 クズの純情
辰はまるで……よく出来た世話女房のようだと、何気なくそう思った。

「晩飯までまだ時間がある、風呂に入るか?」

しかし、そんな事を考える自分が恥ずかしく思え、風呂に入る事を思いついた。

「はい、あの……一緒じゃ駄目ですか?」

絢音は宿の風呂場には興味津々だったが、旅館の風呂なんか初めてだから不安に駆られるのだった。

「ここは混浴じゃねぇからな、というか……どのみち駄目だ、もう棒っきれみてぇなガキじゃねぇんだからな」

辰は駄目だと言ったが、絢音もそれはわかっている。

「はい、それはわかるんですが、私、こういうところは初めてで……」

正直に言った。

「おお、そうか……、あのな、中に入ったらロッカーがある、そこで服を脱ぐんだ、で、あとは風呂場に行きゃあいい、中に桶やら石鹸が置いてある、多分洗い場は端にあるからな、水道の蛇口がズラッと並んでるから見りゃわかる、そこで頭やら体を洗え、で、洗ったら湯に浸かりゃいい、タオルは部屋に置いてある筈だ、ほらそこの隅にあるだろ、それと下着を持って行こう、浴衣もな、着てるやつは持ち帰って浴衣に着替えろ」






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