この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女喰い
第6章 弥八郎
弥八郎がやって来て7日が経った。

産婆は彦兵衛の使いでやって来た手代に、あと20日はかかると大袈裟に言っている。

そして約束通りこの日、昼過ぎに弥八郎が迎えに来た。

「産婆さん、あんたは知らぬ存ぜぬで通せ、居なくなったと言っときゃいい」

弥八郎は産婆に上手くあしらうように言った。

「任せときな、あたしだってやる時はやる、町奴なんか屁でもないさ」

産婆は力強く返事を返す。

お美代は体ひとつで弥八郎に頼る事になり、産婆に繰り返し礼を言って長屋を後にした。

目指す長屋は町外れにある。
弥八郎はお美代を連れ、町外れを目指して歩いたが、途中で商家のような佇まいをした家に立ち寄った。
商家と言っても郷田屋のような大きな店構えではなく、連なる家々に紛れてひっそりと建っている。
2階はあるものの、こじんまりとした建物だ。

お美代も一緒に中へ入った。
玄関には誰もおらず、帳場もない。





/133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ