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女喰い
第7章 助け舟
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それから10日あまりが過ぎたが、五作の罪はなかなか決まらなかった。
やきもきしていると、11日目にようやく確定した。
五作に科せられたのは江戸払いだ。
元使用人が主人を殺害したとなると、通常なら死罪は免れない。
その程度で済んだのは、江衛門が提出した嘆願書と吟味方与力の力が働いたからだ。
お美代と五作は別れ別れになるが、それでも命を失わずに済んだのだから、良かったと言えるだろう。
お美代も五作も、弥八郎と江衛門に何度も頭を下げて礼を言った。
しかしながら、五作は速やかに村を離れなければならず、2人きりで会う時間は持てそうにない。




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