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女喰い
第3章 淫欲に塗れて
子種を垂らす淫裂を見たらまたムラムラしてきたが、長居は禁物だ。
誰かやって来る可能性がある為、彦兵衛はお美代の着物を元に戻してやった。

「すみません……、旦那様」

お美代はゆっくりと起き上がり、彦兵衛に向かって頭を下げる。

「さ、仕事をしなさい」

「はい……」

彦兵衛が促すと、もう一度頭を下げて先に小屋から出ていった。
少し間をとって彦兵衛も出て行ったが、その様子を母屋の陰からこっそり覗き見ていた者がいる。
腰に汚れた手拭いを提げ、怯えた顔で目をキョロキョロさせているが、下男の五作である。
五作は生まれつき知恵の発育が遅れていた。
それでも大柄で力があり、性格もおとなしかった。
通常なら、体格のよい男は良い給金が貰える。
五作の両親は、息子が穏やかな気性をしている事を売りにして、あちらこちらの商家をあたり、五作の働き口を探した。
しかし、どこの店も……万一何かやらかしたら事だと用心し、雇い手がいなかった。
両親が困り果てていたところに彦兵衛が話を持ちかけた。







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