この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女喰い
第6章 弥八郎
「はい、そうです」

「まだ若いな、歳はいくつだい?」

「あの……それは、旦那様から言うなと言われています」

「ふーん……、なるほどな、じゃ歳はいい、その腹の子は彦兵衛さんの子だね?」

口入れ屋の主人は突っ込んだ質問をする。

「あ、それは……」

お美代は口ごもった。

「可哀想に、どうせ手ごめにされたんだろう、あの旦那も、商売はやり手だが、色事はちょいとやり過ぎだ、その腹の子を産んだら……どうすると言われてる? それともあやふやにされてるのかい? 」

口入れ屋の主人は同情するような事を言ったが、ここの主人も彦兵衛の悪癖をよく知っている。
しかしながら、お美代は見るからに子供じみた見てくれをしている。
いくらなんでも酷すぎると思って、黙っていられなくなったのだ。

けれど、お美代は困ってしまった。
彦兵衛からは歳の事は言われているが、その他の事については特に注意を受けてない。
とは言っても、先日死罪と聞いた事もあり、迂闊に喋っていいのか不安になった。

「あ、あの……わたし、わかりません」

とりあえず、知らないふりをした。






/133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ