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Q 強制受精で生まれる私
第14章 5...? 度目
「…ねぇ。ねぇってば。」

「寒い? それとも痛い? 消毒する前にまず傷口を洗わないと。ガラスの破片が残っていたら、危ないしさ。」

「そんなの見れば分かるよ。そうじゃなくて…何で一緒にここにいるの? しかも裸で。」

「何故? …あはは。そんなの一緒にお風呂に入るからに決まっているじゃないか。」

 微妙に的を外す解答をしながら、先生はシャワーの蛇口を捻ってお湯を出し始める。そんなことをしたら風呂桶に貯まるお湯の量が少なくなること位誰でも分かるのに、そんなことはお構い無しに先生はシャワーヘッドからちょろちょろと漏れでるお湯の温度を調節していく。

「うん。これ位が丁度いいかな…お待たせ。ちょっとしみるから、歯を食い縛って。」

 いくら無感情とはいえ痛いものは嫌だし、痛いと言われたら覚悟が必要なのに、私の返事も待たずに先生は傷だらけの身体にシャワーをかけていく。凍えた皮膚には熱すぎる熱湯とチリチリとした痛みが全身を襲い、思わず体が縮こまる。

「あづっ!! 痛い…痛いよ…」

「少しの辛抱だよ。すぐに体が慣れていくから。」

 少しでもシャワーの当たる勢いを弱めるためか、先生は手のひらで水流を受け止めて、零れ落ちるお湯で私の体という体をくまなく洗い流していく。傷口から漏れでる私の真っ赤な血が、先生の手ずから垂れ流す無色透明の洪水に飲まれていき、キラキラと輝いて同化しては暗く底無しの排水溝へと消えていく。

「やっぱり小さい破片が詰まっていたみたいだね…加減はどう? 痛くない?」

「綺麗…」

 先生と同じ様に返答になっていない感想を漏らしても、先生は反応することなく私の体を洗い続ける。手のひらで皿を作りお湯を一杯まで貯めては、傾けて一気に溢したり、指を僅かに開けて隙間から溢したりと緩急をつけて私に直接触れることなく愛撫していく。

 うなじや乳房、ピンと張り詰める乳頭、脇腹に腿に臀部に、アソコ…私を癒し慰めてくれていたシャワーは、まるで先生の念で操られているかの様に、私の体の隅から隅まで性的に撫で回す。水を介したその微弱な愛撫に、体が少し温まってきたことも相まって快感の火が灯り始める。
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