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Q 強制受精で生まれる私
第15章 6.0 度目
 お互い準備運動のやり過ぎで、既に大量の汗をかいている。いつでもスタートを切れると頭では分かりつつも、ひたすらにやせ我慢を繰り返しては、私を邪険に扱う先生に少しだけちょっかいをかけたい欲求に駆られた私は、がらんどうにも関わらずより強張りを強める先生の弱い所を、太股であやすように擦り始める。

「あうっ!! それ…やば、い…あぁっ!!」

「ふふっ。ぬるぬる…お互いちょっと触れただけでビクッてきちゃいますね。あれだけ出しておいてまだ感じるんですか…いけない人。」

 女の私には無い器官だけど長いこと慣れ親しんできた甲斐あってか、どうすれば男の人が気持ちよく感じられるのかが何となく分かり始めた。厚く覆われた雲間から降りしきる雨で濡れに濡れた衣と、レースの合間を縫っててらてらとした愛液でコーティングされた脚肌で、雄らしさを誇張する可愛らしい芽の芯と茎の付け根を挟み、擦り下げるように根元の方へ引っ張っていく。

 引っ張られたカリ皮は限界まで引き伸ばされると、持ち前の弾性で元の位置に戻ろうとふるふると震え出す。その弱々しい振動を感じ取った私は、その僅かな一瞬の隙に拘束を解いては一秒と経たぬ内に絞め直し、手助けをするように上へと擦り上げる。薄い皮に隠された敏感な芽芯に未知の刺激を二つ走らせ、先生の身体が喘ぎ声を上げて萎縮していく。
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