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Q 強制受精で生まれる私
第15章 6.0 度目
「先生まだですか? 私の名前は何ですかって聞いてるんですよ?」

「あひっ!! あぁ!! お前は…ほとー」

「残念。不正解です。」

 一際深く締め上げて、頭の悪い先生に愛の鞭を与える。弱いところを強引に挟まれた先生は絶叫を挙げるも、そんなことはお構いなしに私は「もう一回。私の名前は?」と問いただす。だけどおつむが足りない先生は、何度聞いても同じ解答を繰り返すだけで、一向に成長が見られなかった。

「先生いい加減にして下さいよ。このまま惨めたらしく太腿でイかされたいんですか? 本当は挿れたくてたまらない…ケダモノのくせに。ほら、復唱して下さい。私は『ほのか』ですよ。ほーのーか。」

「…色仕掛けしても…無駄だ。俺は、お前なんかとは…絶対にしない。何度も…そう言っている」

 ここまでされても尚、先生は私とひとつになることを拒み続ける。体中体液まみれにされ、接合したいと立派に勃たせながらも、死んでも据え膳には手を出さないと拒否する。大した精神力だなどと関心するはずも無く、私は「頑固者。」と小さくぼやいてのし掛かっていた体を退ける。

「…おい?」

 濡れた体も拭き取らず、ぐしょぐしょになった下着も脱ぐことなく私は足早に部屋中の引き出しを漁り、出てきた服を着始める。サイズが大きすぎること等お構い無しに辺りを見渡し、デスクの上に置いてある受話器を手に取り私が唯一知っている電話番号を入力していく。
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