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Q 強制受精で生まれる私
第15章 6.0 度目
 『不愉快極まりないのでさっさと出ていって下さい。これも何かの縁。せめてお見送り位はしてあげますよ。』と口角をまんべんなく上げて返事をする。瞳の中の女は泣き叫ぶも、余りに目障りなので視界からシャットアウトして現実に戻る。

 ほんの数秒意識を反らしていただけなのに、一時停止された膨大な快感達は限界を超えて私に一度に伝え、余所見をした私を激しく責め立てる。

「あへっ!! あひぃいいぃい!! すごい!! すごしゅぎるのぉお!! 」

「ほのかぁ!! お前いま余所見しただろぉお!! 随分と余裕そうじゃないか…こっちは出そうだっていうのに、えぇっ!? もっとキツいの…お見舞いしてやる。」

「キツいの!! 欲しい…ほしいのぉおぉ!! 」

 もはや自分でもドン引きしてしまう程の壊れっぷりにも関わらず、先生は尚も壊れろと抽挿を強める。パンパンと存分にいやらしいドラム音を響かせ、私が受精の二文字以外考えられない様にと子宮口を思いっきり突き上げる。それぞれの後悔、しがらみを鎮圧し、二人の自由に手に掛けた私達は、声を枯らして歓喜の歌声を奏でながら、目前に迫る悲願達成の時を待ち構える。
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