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Q 強制受精で生まれる私
第6章 2.5度目
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「ん、う…んっ、まぶし…」
闇から覚めた私は、辺り一面に広がる眩い朝の光を当てられ、しかめっ面で起きる。朝日は私が無事向こう側から生還できたことを祝福するかの様に、もやもやとした光の束のスポットライトを浴びせてくる。この埃の舞い具合から察するに、長いことうなされていたみたいだ。
「なんだ。生きてるんだ。私。」
夢から覚めた私は照りつける太陽を憎々しげに睨み付ける。あのまま夢の中に入れば、こんな地獄ともおさらばできたのに、余計なことをしてくれたもんだ。
いつの間にか昇っていた朝日を、これまたいつの間にか仮宿で迎えた私は、自分の服装を見て白衣姿ではなく、男物であろう部屋着に変わっていることに気付く。先生に犯され、何度も達した後意識を失ったはずだから、ここにいるのも、楽な服装でいるのも全て先生の仕業なのだろう。放置されるよりはマシだけど、あの男にありとあらゆる所を触られたというのは不快極まりない。
私は汚れ物を扱うように着せられた部屋着を脱いでは遠くに放り投げ、シャワーに直行する。最悪な目覚めを少しでも和らげようと少しだけ温度を高くする。頭から打ち付けるお湯が気だるい体を癒してくれ、あのまま夢の中にいれたらという考えが徐々に薄れていく。
やっぱり、生きているのはいいことだ。
こんな最低な毎日でも。
「ん、う…んっ、まぶし…」
闇から覚めた私は、辺り一面に広がる眩い朝の光を当てられ、しかめっ面で起きる。朝日は私が無事向こう側から生還できたことを祝福するかの様に、もやもやとした光の束のスポットライトを浴びせてくる。この埃の舞い具合から察するに、長いことうなされていたみたいだ。
「なんだ。生きてるんだ。私。」
夢から覚めた私は照りつける太陽を憎々しげに睨み付ける。あのまま夢の中に入れば、こんな地獄ともおさらばできたのに、余計なことをしてくれたもんだ。
いつの間にか昇っていた朝日を、これまたいつの間にか仮宿で迎えた私は、自分の服装を見て白衣姿ではなく、男物であろう部屋着に変わっていることに気付く。先生に犯され、何度も達した後意識を失ったはずだから、ここにいるのも、楽な服装でいるのも全て先生の仕業なのだろう。放置されるよりはマシだけど、あの男にありとあらゆる所を触られたというのは不快極まりない。
私は汚れ物を扱うように着せられた部屋着を脱いでは遠くに放り投げ、シャワーに直行する。最悪な目覚めを少しでも和らげようと少しだけ温度を高くする。頭から打ち付けるお湯が気だるい体を癒してくれ、あのまま夢の中にいれたらという考えが徐々に薄れていく。
やっぱり、生きているのはいいことだ。
こんな最低な毎日でも。