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Q 強制受精で生まれる私
第6章 2.5度目
 熱めのシャワーですっきりした私は、数ある男物の服から濃い青色のデニム生地の服一式を取り出し、素っ気ない白地のTシャツの上にジャケットとして羽織る。どう見ても女性の格好ではないと思うけど、他の服よりは幾分かマシだと思う。

 おかしい所がないか風呂場にしかない鏡で入念にチェックする。シャワーを浴びている時に思い出したのだけど、今日は今後の人生を決める大事な日なのだ。

 昨日落ちてしまう前に先生はこう言った。
『明日は病院は休みだ』と…

 事実時計の針が午前10時を刺そうとしているにも関わらず、昨日みたいに先生がドアをノックしに来ない。どこかで見張っているかもしれないが、そんなこと気にしていたら何もできない。

 遥か遠くに見える街に行き、交番に行く。そうすれば、後は警察の手で先生は捕まり、私は自由になれるんだ…
 
 ドアを開けて、アパートの周囲を何周も回って、先生の車らしきものが無いか入念に確認する。辺り一面田んぼのため、車を隠せる様な障害物は何も無い。アパートの駐車場にも車は一台もない。と、なれば…遠くに見える街に向かって走り出す!!

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