この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あおい風 あかい風
第2章 キス
はじめて聞く 不安そうでやさしい声だった。彼の顔をみるために 暴れるのをやめた。息がはずんでいる。
すぐ近くに 碧を見下ろす大輝の顔がある。
少し寄せられた眉の下、切れ長の大輝の目。以前、一度だけ このくらいの近さで見たことがある強い目。
そのとき、碧の中で生まれた淡い恋。それをずっと閉じこめてきた。
今、大輝の目の中には 欲望以外のものがあるような。それがなになのかは もどかしいほどわからない。
ゆっくり顔が近づき もう一度キスをする。碧は それに どう応えていいのかわからない。
昨日はあれほどこわかったのに 今は ひたすらどきどきして 頭の中が 真っ白。
大輝の手が おそるおそる体操服の下から入ってきた。碧の胸は とても小さい。横になっているこの姿勢では ほとんどふくらみな んてないだろう。スポーツブラを簡単にくぐり抜け ゆっくり大事そうに撫でながら
「かわいい」
喜びと快感が 身体を温かく巡った。。人に身体をさわられる、というのは初めての経験で とても恥ずかしいのに 大輝の温かい手が気持ちよすぎて逃ることができない。
大輝が 初めての愛撫に尖った乳首に唇を寄せてきたときにも 驚き、恥ずかしくて仕方がないのにあらがわなかった。これからど うするのか 知りたい。
大輝がそれを口にふくみ 舌でなぞる。何度も 愛おしいものを味わうように往復する。
温かくてとても気持ちがいい。うっとりと眠たくなるような。感じているのは乳房のはずなのに 下腹のあたりがむずむずして だ んだん熱くなってくる。ぎゅっと目を閉じていると 今度は 唇を大輝の舌がたどる。それから ためらいがちに入ってくる。でも 碧 は どうすればいいのかわからない。大輝の動きをまねてみた。多分 キスとは そうするものだろうと こわごわ舌を差し入れた。
すぐ近くに 碧を見下ろす大輝の顔がある。
少し寄せられた眉の下、切れ長の大輝の目。以前、一度だけ このくらいの近さで見たことがある強い目。
そのとき、碧の中で生まれた淡い恋。それをずっと閉じこめてきた。
今、大輝の目の中には 欲望以外のものがあるような。それがなになのかは もどかしいほどわからない。
ゆっくり顔が近づき もう一度キスをする。碧は それに どう応えていいのかわからない。
昨日はあれほどこわかったのに 今は ひたすらどきどきして 頭の中が 真っ白。
大輝の手が おそるおそる体操服の下から入ってきた。碧の胸は とても小さい。横になっているこの姿勢では ほとんどふくらみな んてないだろう。スポーツブラを簡単にくぐり抜け ゆっくり大事そうに撫でながら
「かわいい」
喜びと快感が 身体を温かく巡った。。人に身体をさわられる、というのは初めての経験で とても恥ずかしいのに 大輝の温かい手が気持ちよすぎて逃ることができない。
大輝が 初めての愛撫に尖った乳首に唇を寄せてきたときにも 驚き、恥ずかしくて仕方がないのにあらがわなかった。これからど うするのか 知りたい。
大輝がそれを口にふくみ 舌でなぞる。何度も 愛おしいものを味わうように往復する。
温かくてとても気持ちがいい。うっとりと眠たくなるような。感じているのは乳房のはずなのに 下腹のあたりがむずむずして だ んだん熱くなってくる。ぎゅっと目を閉じていると 今度は 唇を大輝の舌がたどる。それから ためらいがちに入ってくる。でも 碧 は どうすればいいのかわからない。大輝の動きをまねてみた。多分 キスとは そうするものだろうと こわごわ舌を差し入れた。