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あおい風 あかい風
第9章 乱
 それどころか 結月の性戯の拙さが 嬉しくて愛おしい。このすべてを 自分のものにしたい、という欲望がわいてくる。

 結月は 「もう戦うのはいやだ」と思った。このまま陽輝が差し出す手をしっかり掴み 言われた通りにするだけにしていたい。ほどよく疲れて 何も考えなくてもすむ今がいい。受け入れると こんなに満たされる。一生懸命は もういらない。今、がいい。ひと つになり 溶けて 陽輝の中にしみこみたい。自分なんて わずらわしい。陽輝の一部になれるといいのに。

 ふたりして そのままベッドに倒れこむ。シーツがひんやりして ほてった身体に心地いい。

 乳房を付け根から持ち上げられるように愛撫されると 身体の中心までしびれるようで 呻いてしまう。舌がゆっくり腋下を這うと背中までぞくぞくして 小刻みな震えがおこる。骨盤やお臍のあたりをふれるかふれないかの愛撫は子宮まで伝わり 身もだえしてしまう。

 全身が 陽輝の愛撫をつぶさに観測し 反応する。

 繋がっているところをゆっくり掻き回されると 足先からうねりがおこり 昨日 初めて知った深い悦びが またはじまる。

 目を開けると 陽輝がみている。結月の反応を楽しんでいるのだ。

 とても ハンサム。とても 好き。
 乾きかけた髪の中に手を入れると 想いが溢れる。愛してる、と伝えたい。あなたのものになりたい、と声に出して伝えたい。

 深く突かれると 何も考えられなくなる。陽輝のペニスを追いかけて 腰がうねる。
 「あ・・・ また・・・」
 「ゆづき  一緒にいこう」

 陽輝の目の中にあるのは なに? 結月が 一番欲しいものなのか。もっと探りたいと思ったが 大きな波にのまれて 何も考えられない。

  波は 高く 深く 素晴らしい。
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